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 南の島に住んでいた頃1日が25時間ありそうないきおいで、ブログを始めました。今は南の島に住んではいませんが、自分自身のルーツは南の島なので、タイトルはこのままでぼちぼち更新していきたいと思っています。よろしくお願いします。

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南の島から~くじらのかたち~
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発表会 その2
発表会といえども,舞台は舞台。

出演者は様々な思いを抱いてお稽古に励み,舞台に臨む。


発表会に向けてのお稽古は楽しい。

先生と,クラスのみんなと舞台を創っていく過程は

舞台に立ったものにしか分からない喜びがある。


だけど・・・前日リハーサルは苦手。

スワンやフェアリーといったチビちゃんクラスから始まるのは当然だが,

時間が読めない。

今回はデフィレの練習が14時,コウモリの音だしは最後の20時。

デフィレの練習はぶっ飛ばすか・・・参加していったん会場をでるか・・・考えたが,

当日鑑賞するのは難しいソリストたちのリハーサルを見ておこうと思いたった。

デフィレといえども,ストレッチやバーをして臨まねばならないので,

最低でも13時には会場入りする必要がある。


本番と違い,リハーサルは場当たりしたり,ダメだししたりするので時間がかかる。

芸術家気質の先生は,つい時間を忘れがち。

娘先生が時々,「先生,次進めないと時間が足りません。」と声を掛けるが,

どんどん時間が過ぎてゆく。

リハーサルを見つつ,ストレッチやバーやメイクを済ませ,小腹がすいたらおやつをつまみ・・・

身体が硬くなるのでまたストレッチ・・・と

コンディションやテンションを維持するのが相当困難だった。



アッという間に?21時前になり,舞台監督が「こうもり,今日は無理だなぁ」とつぶやく。

(退館21:30)

えーっ,今回初舞台のメンズ(大人)が3人もいるんだよ~ 幕物なんだよ~ 

13時から来てるんだよぉ~  気が遠くなりかけたその時,

「場当たりなしで通します。はい早く。」



・・・・・・・・・・・・・・



結果は悲惨。右足から出るところを左足からでてしまったり,

スタジオで音が足りないまま移動して踊っていたところではとうとう人にぶつかり,

シェネは回れず・・・と今までにない最悪の前日リハーサルだった。



他の出演者も「これだったらリハーサルしないほうがマシだったかも・・・」

という出来。そこで先生がすかさず

「明日一番で音だし,リハーサルします。とにかく今日はこれまで。いそいで帰りましょう」と。



帰ってから自分で自分にダメだししてたら眠れなくなった。

何が悪い? 

クラスの違う人とのコラボに気が進まなかった。

クラスが違っても,経験年数のある人たちとは交流があるけど経験の浅い方達だったので,

コミュニケーション不足・・・だよね・・・。自分から交わろうとする心が少なかった。

トウシューズではなくバレシューズで踊るからと軽く考えていなかった?

他の人のリハーサルを見るのは良いけど,自分も出演するってこと忘れてきって鑑賞してなかった?

(確かに! ゲストの先生や,ちびっ子たちの白鳥や,高等科の演目が楽しすぎた)

なぜシェネが回れなかった?トウシューズで回ったこともあったよね。

あのときは確立五分~六分だったけど,本番なんとか気合いで回れたよね。

なのに今回は何故?やっぱり気のゆるみ?

・・・・・・・・・・


お風呂に入り,振りをさらい,明日に備えて眠ろうと思うけど眠れない。

何より・・・先生のつぶやきが聞こえる。



先生は強く叱責されることはないが,厳しい。

舞台経験の浅い方には,舞台に立つ喜びを知って欲しいとお考えなので,

一生懸命お稽古に参加して舞台に立てばそれで良しとしている(と思う)が,

経験を重ねた者にはそれなりの責任や自覚を促す。

一生懸命お稽古すれば良いというものではないと感じる。



いっぱいダメだしあっただろうなぁ・・・。

経験の浅い人でさえ間違えない場面で間違えたり,

ぶつかったりなんてありえない。

シェネは何故できなかったか?

ドレスの中に着たパニエだよね~あれに着られて重く沈んだ。

そして曲に合わせて回ろうと思えばプレパレーションの時間が短いんだよね。

それだけテクニックが必要。




そして,こう思い直す。

明日もう一度リハーサルがある。必ずこの失敗は取り戻す。

振りは間違えない。

シェネを回りたいのでパニエは着ない。(ごめん)

大きく脚を開いてゆっくり音をとればシェネは回れると思うけど,

シューズなのだからワンランク上を目指してなるべく細い軸で,速いテンポで回る。自分に負けない。

ぶつかった人には朝一でもう一度謝って・・・と。


そう,失敗を本番で生かすためにリハーサルがある。

ラッキーなことに明日は無かったはずのリハーサルが組み込まれた。



しかし,失敗はしないにこしたことはない。

人生にリハーサルは無いのだから。




朝,楽屋入りしようとしたら,タクシーが止まった。

タクシーで楽屋入り,豪勢だな・・・とおもったら,

先生と娘先生だった。

( あちゃ )と思ったけれどしょうがない。

「今日よろしくお願いします」と娘先生。

「はい。よろしくお願いします」と私。

「ちょうど良かった。今貴方の振りの所を考えていたのよ。」と先生。

「どうしても音が足りないわね。ちゃんと移動し終わってから次の振りね。

無理に踊らないで。間に合わないのはしょうがないわ。」と。

たくさんあったリハーサルの中で,やっぱりその部分,気になりましたか・・・。

「分かりました,先生。私昨日はそこ以外でもたくさん失敗しているので今日はよく集中しますね。」

と返すと,うふふと微笑んで

「あら,まぁ,そう。大丈夫よ。でもあそこの部分(の踊り)楽しいでしょ」と言って去っていかれた。




先生と会えて,話せたことで心も軽く,決意も新たにリハーサル。

リハーサルしたい演目は山ほどあるはずなのに,すごく丁寧に2回も通してくださった。

何故移動し切れていないかの分析までしてくださって,

(要するに先頭の移動が微妙に遅いのだ。でも経験が浅いのだからしょうがない。)

で,2回目のリハーサルでは振りを省かずに踊ることが出来た。


リハーサルのあと,舞台袖で数名とごそごそ相談していると先生が通りかかって,

「 想像以上に良い出来になったので,本番もしっかりね! 」

と声を掛け,そこにいた数名と握手して立ち去られた。

超ラッキー。




楽屋でみんなに「想像以上の出来」の話をすると

何を考えてこの大人のクラスにゲスト二人を足して幕物(大作)をつくったか先生の気が知れず,

みんなで大受け,大笑い。

きっと先生も,メンズ初心者を生かすために閃いたアイディアがみるみる膨らんで

大作になってしまったのだと思うけど・・・

ほぼ大人のクラスだけでどこまで演じられるのか半信半疑だったのか,

自分の指導力に自信があられたのか・・・。

踊らされる私たちは 「まな板の鯉」 これをみんな「白鳥マジック」と呼ぶ。





「 もうすぐ 幕が開くね 」

「 当日は始まったらアッという間だね 」

「 夏が終わるね 」

「 今年も面白かったね 」

「 また来年も出ようね 」



そういって 今年の発表会も無事終了しました。




やっぱり舞台は面白い。



thank you








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